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おもしろくても理科おもしろくても理科
西原理恵子 /清水義範
講談社 刊
発売日 1994-10




面白うて、やがて・・・
~つくづく、この作者(清水義範)は教育者であると思う。
教員になるための学校を出て作家になられただけあって、常に教育が視野にあるのだろう。
この「面白くても理科」やこのあとに続く「どうころんでも社会科」「いやでも楽しめる算数」など、一連のシリーズの冒頭では、随筆調に自己の学んできた思い出などを語りつつ「理科が嫌い」「社会がつまらない」「算~~数が苦手だ」という人たちがどうしてそうなるのかを、ゆっくりと考える。
その中で、好きな人は「ああ、俺はこうだった。そこはクリアしたんだよ。」
嫌いな人は「ああ、そうそう、そうなんだよね」と考え、きっちり作者の罠にはまる。罠にはめてしまえば、聞く姿勢になるんだけど、やっぱり理科は簡単ではなくて(笑)
作者も時に苦しみながら説~~明をしてくれるのが伝わってきて、それも楽しい。
挿絵の西原理恵子氏の漫画も、冴えている。
無関係のようでいて、けっこう掛け合いになっているのもすばらしい。
理科再発見のような本として読んでもいいし、自分ならどう説明するかを考えるのもよい。理科好きにはぜひご一読を(あれ?? 理科嫌いには?)
本書だけでなく、社会も算数もおすすめ。~

理科アレルギーの人やばりばりの理系の人にお勧め
この本を読んで一番うけるのは、多分、理系アレルギーの人であり、二番目は理系ばりばりの人でしょう。理系アレルギーの人は、そうだったのかと積年の謎と恨みが解け、理系ばりばりの人は、こういう説明のしかたもあったのかと感心するでしょう。
それで、そのいずれでもない人は、少し清水義範のおしつけがましい説明に辟易するかもしれません。それでも、文章力とたまさかの鋭い文化的指摘、あと、西原理恵子の挿絵は楽しむことができるでしょう。
で、自分は、「走っている電車の中で飛び上がった時、どうして飛び上がったその、同じ時点におりてくる」のか、という説明に、そうだったのかと思った口であった。それと、海の生き物をビデオでとるというのは、おもしろそうで、一度やってみたいと思ってみたりもした。

理科が好きだった文系人にはちょっとつらいかも。
たまたま手にした続編の「もっとおもしろくても理科」がわりと面白くって、そこに言及されている本編の内容に興味があったので、ゲットした。
理科が苦手な文系の人のためにかかれたようだが、逆に理科は好きだかったけど、数学が嫌いだったから文系に行った私のようなものにはちょっと読みづらかったりする。続編とくらべてしまうと話が前後して申し訳ないが、説明も十分こなれてなくて、西原理恵子の絵も本編ととてつもなくずれていて(そこはまた、それでご愛嬌という感じがするが)、本書に興味のある人にはぜひ、併せて続編を読まれることをお薦めする。「海辺の生き物」の中の「海辺の死に物」はおかしくてつい噴出してしまった。

通勤電車で学ぶ理科!
西原理恵子の作品を探していて、おもしろそうなので買ってみたのだが、西原理恵子の絵は挿絵程度の分量であった。そういう面で西原理恵子ファンには、肩透かしかもしれない。本自体は清水義範が、理科というより科学のテーマを、理科を苦手とする西原理恵子にもわかるくらいに平易に解説している。科学を真剣に勉強しようという人には物足らないだろう。この本は、忙しくてなかなか本を読めないというサラリーマンに向いている本だと思う。今更人に聞けないし、昔習ったけど忘れちゃったという人に向いていると思う。地球環境のことなど、朝の電車の中で学習するにはお薦めである。

そうだよ、理科は面白いんだよ
清水義範の語り口がやわらかく面白いです。
この種の「理科(あるいはその一分野)を易しく解説する本は、主に「理系」の人が書いていて、「どうだぁ、分かっただろう!」みたいな本が主でした。こういう本は書店では「科学」の本棚に並び、概して「全然言っている事が分からない~(たいていは文章力で・・・)」です。
西原理恵子の突っ込みカットも笑えます。文章で笑って、カットでもわらって、本当に「面白いけど理科」です。私は理科系出身ですけれど、「おそれいりました」の一言です。寺田寅彦朝永振一郎アイザックアシモフ以来です。
内容にちょっとだけ触れますが、「海辺の死に物」には大爆笑。
そして私の一家の内臓は「サイバラなみ」ということが分かりました(実はこのレビューを書き始める前、肉まんを食べていましたが、床に落ちた具を、もったいないからと拾って食いました。我が家の習慣なんです。あっ、ひかないで~)。
これでは分からない?じゃあ、わくわくしながらこの本を買って読みましょう!


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