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Yawara! (1)Yawara! (1)
浦沢 直樹
小学館 刊
発売日 1987-04
価格:¥509(税込)
オススメ度:★★★★★

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THAT’S ENTERTAIINMENT
お馴染み、日本中に大ブームを巻き起こした、浦沢直樹さんの出世作。
原作がバカ売れし、アニメもヒットし、主題歌も売れ、実在の柔道選手まで現れた(?)という、社会現象に近いレベルまでもってったと思いますあの頃。
で。
作者の浦沢さん、この作品を「実験作だった」と仰るのですね。つまり、売れるにはどういう作品を描けば良いか、という明確な目的をもって描かれた、という。
そして目論見通り大ヒット、と。
これで実験成果と実績を手に入れた浦沢さんは、同傾向の『HAPPY!』を経た後(だったっけ?)、満を持して『MONSTER』『20世紀少年』と、自らの作家性の奥底から放つような、濃厚な世界を創出して行くのでした。(想像)
はい。
私なんかが言うのはアレですが、浦沢さんは多分、現在の日本の作家さんの中でも能力的にトップクラスの人だと思う所で、『YAWARA!』は、その方が思いっきりエンタテイメント路線に針を振った作品、という。
売ろうと思って売る、というのはある意味最も凄い才能なわけで、つまりこの作品は、エンタテイメントを観る上で面白さを感じる要素が、これでもかと詰め込まれてる大衆娯楽作品の大傑作。
読み始めたら徹夜覚悟。是非。

奥が深いよ、この作品は。
青年誌で本当に際立っている漫画家は浦沢直樹と三浦建太郎ぐらいではなかろうか。少なくともメジャーどころでは間違いないはずだ。個人的には「語り手としての浦沢、暴力描写の三浦」という点で超越できる現役の漫画家は存在しないのではなかろうか、と考えている。ところで、言うまでもないことだが『YAWARA!』は浦沢直樹の作品の中で最も有名であり、そして売れた作品でもある。一般的にはスポーツものとしての印象が強いが、そこは後に『MONSTER』という前代未聞の問題作を生み出した稀代の天才らしく生半可なものではない。松田と柔の関係にクローズアップすればラブストーリーとして読むことができ、柔道に視点を置けばスポーツものとして読める。はたまた、マスコミとスーパースターとのありように泡?目すれば、(かなり穿った見方だが)社会派の作品となってしまう。なんとも奥の深い作品ではないか。この男は一人でマンガの可能性をストーリーの側面で切り開いているのだ。私は典型的な文学信奉者だが、浦沢直樹に匹敵する漫画家が同時代に十人生まれれば文学が滅んでも仕方がないと思っている。まあ、ほとんどの漫画家が大した事ないので彼一人が際立っている、という事情もあるのだろうが。ともかく、浦沢直樹に乾杯、である。


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