上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
童夢童夢
大友 克洋
双葉社 刊
発売日 1983-08
価格:¥830(税込)
発送可能時期:通常24時間以内に発送
オススメ度:★★★★





歴史的傑作
「AKIRA」が有名な大友克洋だが、本作はそれ以前の「異色」な作風の強い漫画である。
なぜ、「異色」と言われるか。70年代半ばにブレイクした大友克洋はこれまでの表現過剰な劇画のタッチを完全に覆した未知なるパワーを開花させた最初の漫画家である。
擬音や暗喩を適度に排した写実的な画。空白の多いコマ。独特のユーモアやパロディ性。
これらの「気分による描写」は映画に例えると「勝手にしやがれ」や「アメリカの影」に通じる同時代的な表現だったのかも知れない。
その大友克洋のセンスは子供と老人に象徴される様に、「2001年宇宙の旅」のメタファーをそのまま現代の集合住宅に移行させるという奇抜なアイディアに結実する。
この漫画の内容は同じ作者による短編「あしたの約束」を更にスケール・アップさせたものである。
幼い少女が超能力でイタズラ好きなお爺さんを宥めようとする・・・。
しかし現実に起こっているのは不可解な大量殺戮であり、そのギャップが恐ろしくもあり、何気に可笑しくもある。こういう面白い設定が漫画表現に新たな可能性を示しているのかも知れない。
どこかグータラで情けない大人と生意気で愛想のない子供たちが不思議と可愛らしい。
陰惨なストーリーを日常的な描写によって巧く中和させている。
そこがこの作家特有の感覚だ。大きく広がる世界観で知的爆発できる孤高の作品である。

「大友漫画の到達点、傑作です」の巻
羽付き帽子を被った中年男が、屋上の非常口に上がっていく。男は無言。荒れ果てた子供部屋がインサートされ、吹き出しの中には子供のモノローグ。「タケシ君の持ってるボーシすごいんだ・・」。ページをめくると、見開きいっぱいに書かれた団地の屋上。そして「どさッ」という吹き出し。この始まり4ページで、完璧にあたしの心は、大友「童夢」ワールドにわしづかみですわ。この無気味で完璧なテンションと物語構築力が、230ページ後のラストの1コマまで続く。ある意味でこの凝縮力は、『AKIRA』を超えているでしょう。
大友克洋と松本大洋。このふたりが、『童夢』『AKIRA』と、『花男』『鉄コン筋クリート』『ピンポン』で、童心(幼な心)の世界を表現しつくし、それが天才の証となっているのは興味深い事実です。

大友にしか描けない!
大友克洋代表作と言えば「AKIRA」と並んでこの「童夢」があげられる。
「AKIRA」ではネオ・トーキョーという大舞台で繰り広げられたのに対し、こちらは団地という極めて狭く閉鎖的な舞台。白い世界観から徐々にホラータッチで色がついていき、爆発的なスピード感でクライマックスへ入る。読み終えた後に、これがSFだよって満足感でいっぱいになる。「目に見えない戦い」「空間の存在」の見せ方、そして何処の位置からも描けるカメラ視点は天才的だね。漫画で初めて「日本SF大賞」を受賞しているこの作品。見逃してはいけない。
これも映像化して欲しいね。

立ち読みして迷わず買った
初めて読んだのは予備校生の頃。本屋で立ち読みでした。退屈させず一気に読破しました。超能力者である老人と子供が平凡な高層団地でたたかいを繰り広げる。ものすごい迫力です。読後も興奮が収まらないほどでした。これは「買い」と思い即座にレジにならびました。
僕が大友克洋にのめり込むきっかけとなった作品です。
単行本一巻に内容が凝縮しています。AKIRAよりも面白いと思います。

素晴らしい!!!
少年と老人の凄まじいバトル!!
世界観も文句なし!!
大友克洋先生は英雄です!!若手の漫画家はこういう漫画を
見習え!!少年ジャンプはもう
話にならんわ(怒)


さらに詳しい情報はコチラ≫




スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://macks.blog5.fc2.com/tb.php/263-096f9955
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。