上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
安藤満の麻雀 亜空間でぽん!!
西原理恵子 /安藤満
白夜書房 刊
発売日 1995-07




読むべし!
麻雀界の偉大なるトッププロ、故・安藤満氏の最強戦術書!
ツキの操作・亜空間殺法を徹底解剖!
麻雀の”複雑系”を目指し、麻雀の真髄に触れた麻雀打ちの戦術を吸収しましょう!
オススメです!
西原理恵子先生最高です!


さらに詳しい情報はコチラ≫


スポンサーサイト
いけちゃんとぼくいけちゃんとぼく
西原 理恵子
角川書店 刊
発売日 2006-09-01




心地よい眠り
本屋に高く積まれていたこの本を手に取り、ぱらぱらとページをめくる。
「ちょっとだけ」
「ちょっとだけ」
と思いながら、ページを進め、気付いたときには読み終わっていて、そのままレジに持っていっていた。
数ページに1つ,2つくらい「ぷっ」とくる笑いあり、心温まる話があり、訴えかけてくる言葉達がある。
始まりから、完全にのまれていた。
いきなり「ぼく」がおぼれている。
おぼれているさなかから「おばちゃん達のズロース」を「金魚みたいできれいだった」と言うから、笑わずにはいられない。
疲れきっていた私の心は洗われ、心地よい体の疲れだけになった。
地よい体の疲れは、眠りを誘う。
いけちゃんとぼく」は、私に心地よい眠りをプレゼントしてくれた。



電車の中では読まない方がいいです
「やられた」という感じですね。
他の子供もの西原理恵子マンガと同じようなモノかと思って買ってからスタバでふつーに読んでいて、大泣きしてしまって恥ずかしかったです。
子供が読んでおもしろいのかどうかは謎ですが、大人にお勧めの絵本ですね。
だから装丁はもうちょっとシックな紙の方がよかったかな。

やられました・・・
初めての絵本仕様とはいえ、いつもの破天荒な西原理恵子ワールド炸裂!
かとおもいきや物語がこんなふうに展開していくとは思いもしませんでした。
全体的な流れは「ゆんぼくん」のようで、海や空の色づかいはまさしく絵本といった素敵なものです。これだけみているだけでも癒されそうです。
ただいつも読み終わると泣いてしまいます。
”わたしたちとても短い恋をしたの”
この台詞に何度泣いたことか・・・
私のとっておきの癒しの絵本になりそうです。


愛と恋の輪廻の物語
この絵本は、2回読んでもらいたい本だと思います。
1回目は不思議な浮遊感の後に、全ての謎が解き明かされて、号泣。
2回目はいけちゃんの一言一言が胸に沁みて、最初からウルウルです。
息子を持つお母さん。切ない恋を振り返っている全ての人々におすすめです。
私、書店の書棚の前でボロボロ泣いてしまいました。
読み返す度に、胸に沁みる大人のための絵本です。


「愛しい」を描くとこんな感じ?
西原理恵子さんの絵本じたての漫画
初めはフフフと笑えて、「ぼく」を「頑張れ 頑張れ」と応援して、後半にいくにしたがって涙がじんわり。
いけちゃんは不思議ないきものですが、成長する「ぼく」を見つめる視線がとってもやさしく、少しずつ成長して、自分の手からはなれていく子供を、幸せだけど寂しいきもちで見つめるお母さんの心情と重なります。
今、いろんなことをたくさん考えて頑張ってる「ぼく」みたいな子供も、「いけちゃん」の視線で物を見られるようになったかつての「ぼく」だった大人も、どちらにも読んでもらいたいなあと思いました。



さらに詳しい情報はコチラ≫


いやでも楽しめる算数いやでも楽しめる算数
西原理恵子 /清水義範
講談社 刊
発売日 2004-12




やはり算数は難しいのか?
前もっていたのを引越しのときになくしたので、再度購入。
読み直してみると、良い内容だ。
今回のほうが、よく内容も理解できるし、面白く感じる。
でも、2回読んで分かるということは、やはり算数は難しいのか?

算数のエッセイとしては秀逸
算数と聞いただけで嫌悪感を示す人が多い。著者が指摘するように、、その理由としては分数の割り算であったり、鶴と亀の足の数を足すといった文章問題の実用に程遠い無意味さであったりする。
それを何とか面白く、いろいろな事例や矛盾を交えてくれていた。挿絵を描く西原理恵子とのやりとりも面白い。
私は一応理系だからそのように感じたが、「算数と聞いただけで虫酸が走る」ひとは、著者があとがきに書いているように、第4章から読むのがよいだろう。

数学や算数の本は100冊以上読んできましたが、その中で一番わかりやすく書いてあった本!!
3年間塾で数学と理科の講師のバイトをしていて、数学や算数の本は100冊以上読んできましたが、その中で一番わかりやすく書いてあった本だと思います。就職活動で数学の苦手な後輩に薦めましたが、まるで算数がだめな後輩でも最後まで楽しく読めたそうです。数学の苦手な人にも得意な人にもいい本だと思います。

清水義範博士、敢闘賞です、よくがんばりました。
理科・社会につづくお勉強エッセイシリーズ
世に少なくない算数ギライの顔色をうかがいつつなんとか算数で話をしようとする清水義範博士、今回は敢闘賞というところでしょうか。
私自身はどちらかというと算数・数学が得意とまで行かなくともおもしろいと思っているタイプなので、その腰の引け加減も含め、じゅうぶんに楽しみました。でも、算数が好きじゃないなと思っている人をこの本で啓蒙するのはやはりちょっとキビシイかも。
西原理恵子嬢のイラストのほとんどが、ちっとも中身への「挿し絵」になっていないあたりも、今回のエッセイのキビシサをかたっているようで、それはそれでまたオモシロイのですが。
算数を憎んではいないけど、もうちょっと気楽にお近づきになれないかな、と思っている人にはよさそうです。
とくに「掛け算の価値、割り算の意味」は挫折しかけている現役小学生(をもつお父さんお母さん)にもきっと役に立ちます。


さらに詳しい情報はコチラ≫


恨ミシュラン―いちどは行きたい 史上最強のグルメガイド恨ミシュラン―いちどは行きたい 史上最強のグルメガイド
西原理恵子 /神足裕司
朝日新聞 刊
発売日 1993-11




西原理恵子との出会い
レストランなどのガイドブックにありがちな妥協を一切持たない(どころか悪意に満ちたとでも言うべき)恐るべき一冊。実はこの本の上巻が西原理恵子との初めの出会いであった。それだけに印象深い作品である。

相変わらずの叩きっぷり
相変わらず評判の店・名店を片っ端から叩いてくれます。
しかし、そろそろそういった対象のお店もネタ切れか。
あ、この店だ!と言う企画は見られず奇をてらった企画が多めに。これは下巻で締めるのが妥当なのでしょう。
あれから数年たったいま、改めてやってみるとまた面白いかもれません。

あなたもわたしも恨ミシュラン
恨ミシュラン下巻です。東京だけでなく、香港九龍にまで足をのばした恨ミシュラン。
鉄人の店「クイーンアリス」にも(当時は鉄人はなかったかもしれないけれど)出没。辛口採点が参考になりました。
あこがれの(はとバスコースにもなっている)「六本木金魚」も載っていました。参考になりました。
あとは、自分で見て、味わって、正直に判定するだけ。
こういう本がグルメ本と同様にうれるのは社会が健全な証拠(おおげさ!)です。お薦め。

レストランテ西原に星5つ
天下無敵
怪力無双
唯我独尊
焼肉定食
総て西原理恵子にまかせろ!

サイバラvs神足コンビに脱帽。
雑誌掲載時から話題となっていた神足裕司氏の文章と西原理恵子氏の毒吐きまくり漫画。二つが一緒になってものすごいエネルギー?となって伝わってきます。私が店主だったらもっとも迎えたくない客だなぁ(-_-;)。 とはいえ、敷居の高さだけが売り物の‘名店’をなぎ倒していく様は痛快!今読んでも笑えます


さらに詳しい情報はコチラ≫


やっぱり行きたい恨ミシュラン―史上最強のグルメガイドやっぱり行きたい恨ミシュラン―史上最強のグルメガイド
神足 裕司 /西原 理恵子
朝日新聞社 刊
発売日 1995-09




おいしいものが食べたかったら役にたたないかも、、、
いわゆるグルメ本とは全く一線を画している。どちらかというと、話題の店に駆けつけて、その真偽を確かめるといったか感じの企画が多い。しかし言っていることはなるほどなー、とうなずけることが多い。また、西原理恵子漫画も最高に毒舌で面白い。オススメです。


さらに詳しい情報はコチラ≫


それでも行きたい 恨ミシュラン
西原 理恵子 /神足 裕司
朝日新聞社 刊
発売日 1994-09




これが本当の名店紹介本だ!
名店との評価の高いレストランを、神をも恐れぬ2人(西原理恵子神足裕司)が超辛口評価。これを読めば、一体自分が今まで、自分の舌と感性で味を評価してきたのかと考えさせられる。

シリーズ第2弾!
西原理恵子神足裕司のコンビのグルメ本(?)第2弾です.お店の批評が,文章だけでなく,マンガでも書いてあります(マンガがメイン?).あいかわらずのお店泣かせの辛口っぷりが読んでいて痛快です.西原理恵子のお母さんやみつえちゃんなどのキャラクターも良い味出してます.


さらに詳しい情報はコチラ≫


営業ものがたり営業ものがたり
西原理恵子
小学館 刊
発売日 2005-10-26




ま、こっちの西原理恵子がいいな、私としては(大阪バンザイ!)
 本書所収の「営業ものがたり」各編、これはナニですかね、『上京ものがたり』『女の子ものがたり』に対するお浄めみたいなものですかね。「ヤッダー、これマンガなのよ、マンガ…」って。宝塚なんかでも、フィナーレでは劇中で死んだはずの人まで舞台に出そろって、歌ったりするじゃないですか。作家とか役者って、お浄めでバランスとらないと虚構世界に取り込まれてコワイことになるんだと思う。神様のもとに走ったり。
ただ、先の両『ものがたり』完結後じゃなく、並行して描かれたらしいから、西原理恵子さんはつまり、とても自己コントロールの上手な方なんでしょうね。泥水飲んできただけあるワ(自己申告を信じるなら、だけど)。
いろんな要素がゴッタ煮で、1冊の本としては「いかがなものか」とも思うけど、私はこっちの西原理恵子さんの方が好きです。場も凍りつくようなスレスレの笑い、笑いきれないネタ満載で楽しい。しかし担当の八巻クンには悪いけど、『毎日かあさん』シリーズの方が面白いゼ。
あと、「うつくしいのはら」、確かにウマイ。これだけピリッとまとめてくれたら、そりゃ「浦沢直樹ってのは漫画と一緒で話がながいんだよ」(p46)ってホントのこと言っても許される。浦沢直樹は悔しいだろうけどな…ま、銀座でシャンパンぽんぽんしたんだから、いいじゃない。

収録されている「うつくしいのはら」だけ読むために手にするのでもかまわない
 西原理恵子の著作を「上京ものがたり」「女の子ものがたり」と読んできて、胸の奥底を鷲づかみにされグイグイ振り回される思いを味わった私にとって、「西原理恵子」「○○ものがたり」という共通単語を持つ本書を素通りするわけにはいきませんでした。
換言するなら、本書の頁を実際に繰る直前まで私は、「西原理恵子の一連の○○ものがたりシリーズの一冊だろう」程度の知識と予測しか持ち合わせていなかったのです。
本書の中に分け入ってみると、最初のうちは「オヤ?」という訝しい気持ちが先行しました。「営業」というのはどうやら西原理恵子の著作をもっとヒットさせるための、まさに自身の営業活動を面白おかしく描いたマンガなのです。
私は西原理恵子のマンガにはそこそこ慣れ親しんでいるので、この営業活動を描く露悪的・偽悪的な筆致には西原理恵子らしさが出ているなぁ、という思いで安心して眺めていられますが、西原理恵子をあまり知らない読者には目がまわる思いを与えるかもしれません。
さて、帯には「サイバラ、生涯の最高傑作、「うつくしいのはら」収録!!」とあります。実は私はこの帯に全く注意を払っていませんでした。ですから上に書いたような、露悪的・偽悪的な自身の営業活動の描写が続いたかと思うと、突如としてこの「うつくしいのはら」が登場するととても驚かされます。
わずか12頁の短編で、浦沢直樹の「PLUTO」に寄せた作品と但し書きがあります。ですから私は西原理恵子のこの作品には、「PLUTO」が拠って立つ手塚マンガの思想があるように思えてなりません。あの大戦によって大きく傷つけられた手塚は繰り返し反戦の思いを幻想的なSFで描き続けたものですが、西原理恵子は同じ幻想的な作風でこの「うつくしいのはら」の中に同じ思いを確かにこめていると感じます。
そして確かにこの作品は多くの読者の胸を突くはずです。この作品を手にするためだけにも本書は「買い」といえるでしょう。



西原の前に西原無く、西原の後に西原なし
何をねらってこの中に、、というレビューの方がいらっしゃいましたが、「うつくしいのはら」確かにいきなり唐突です。その前後は「できるかな」でも「とりあたま紀行」でもなんに入っていてもいいようないつもの西原理恵子ものなのですが、その中にこの作品をいきなりいれてしまうところが、、
うつくしいのはら」を前面に出したような作りだとそういうのを読みたい人が買ってストレートに読むわけですが、(たとえば、はれたひはがっこうをやすんで、のように)
こういうつくりだと、いきなりやられた、という気になり余計印象が強いです。
短編ということを忘れる深さ、美しさ、悲しさで、まさに他にだれもかけない作品だと思いました。
他の「~ものがたり」2作がちゃんと長編としても読めるのに対して全然違うのは間違いありませんが、これを3部作、と呼んで(出版社の狙いはあるにしても)
つっこみをあえて呼ぶようなことをするところがまた西原理恵子さん、上手いよな、と思います。自分のバランスを知っていらっしゃいますね。
それ以外では、ぼくんちの番外編ももちろんよかったですが、それはまあ、勝手知ったる心地よさ、のようなよさでした。
なにげにおもしろかったのが大阪ファンと西原理恵子さんの関係でした。やはり星、へらせないです。

なぜこの人間の世はこんなになって・・・
10年以上にわたる西原理恵子ファンの私は、いつも彼女の生き方がものすごいと感じています。「はれた日は学校を休んで」「ゆんぼくん」笑いながら泣きます。そして「うつくしいのはら」・・・止めをさされました。今でも世界中で泣いている人々、明日を考えられずに生きている人々。別に理想主義者でもないけれど、普段の生活からふっと離れてみると、この作品が私の周りに広がります。そして、草むらの中に仰向けになった自分が「もうくるしくないや。いまは空だけがみえるから。」と言っているのに気がつきます。そして、それでも一つの命などどうでも良いように世界は動いています。私がいなくても・・・でも生きていれば良い事があるよ。西原かあさんの声が聞こえます。ありがとう。

サイバラだって惑う40
独自の境地を開いてあの(どの?)分野では第一人者、後進もいないという無二の存在。
熱狂的な美容整形外科などの金持ちのファンも多い。
まさに勝ち組じゃないの! 
その彼女が!自分の本の売れ行きを心配したり、このままじゃお先真っ暗だからと求人折り込み広告を熟読したりしているなんて!
まあその辺がびっくりしたです。
私だけじゃないのねー お友達よぉー と。
そういうのうまいよね。
上にいっても上じゃないっていうのが。
(でも作中のお友達をみるととても一緒の宴会は無理です。やっぱりお友達やめた)
あと、並み居る有名誌からの連載の誘いを断るあたりが、サイバラって自分をわかっているよなぁ~ と、アッパレアッパレ。
ほんとにお金がほしいんだったら、そういうトップをいってる雑誌で、編集の言いなりになりながら(みんながそうってわけじゃないですよ。ただサイバラがそのままあの雑誌にのるのは無理だろうと)ヒット狙っていけば画力はなくても叙情作家とかになって結構いけるとおもうし、自分でもわかってると思う。
でも、この「営業ものがたり」みたいな作品がかけないと自分じゃないとわかっている。そこがすごい。
浦沢直樹が連載中の、鉄腕アトムリメイクプルートゥ」をうらやましがり(でも書きたいわけじゃないw)サンザンねたにしているところは以前、極道風シロウサギ「みっひー」をやっていたころのよう。
でもディック・ブルーナさんには無視されましたが、今回は同じ小学館というよしみか?なぜかサイバラ版プルート(ママ)が実現!
でもかけない!
ってことでうまれたのが「うつくしいのはら
ちょっとカモちゃん元ダンナ)テイストはいってますね。
そんな最高傑作って言うほどでわ。。=>とオビに物言ってみる
あと、あと1歩画力があれば、なー。。。
あとサイバラ作品で「あいしてる」はちょっと。。ソラマメもわからないし。
ぼくんちファンとしてはやっぱり、こういちくん少年時代の「朝日の当たる家」がいいナ~
彼女の画風にもあってるし、辛さと甘さの同居具合がすごくいいので1つ星下げたのは、やっぱ高すぎることと、詰め込み的に今単行本で出せる作品を手塚賞を受けたことが覚めやらぬうちにまとめあげてしまえというのが見え見えだからかな。全然3部作ちゃうでー


さらに詳しい情報はコチラ≫


おもしろくても理科おもしろくても理科
西原理恵子 /清水義範
講談社 刊
発売日 1994-10




面白うて、やがて・・・
~つくづく、この作者(清水義範)は教育者であると思う。
教員になるための学校を出て作家になられただけあって、常に教育が視野にあるのだろう。
この「面白くても理科」やこのあとに続く「どうころんでも社会科」「いやでも楽しめる算数」など、一連のシリーズの冒頭では、随筆調に自己の学んできた思い出などを語りつつ「理科が嫌い」「社会がつまらない」「算~~数が苦手だ」という人たちがどうしてそうなるのかを、ゆっくりと考える。
その中で、好きな人は「ああ、俺はこうだった。そこはクリアしたんだよ。」
嫌いな人は「ああ、そうそう、そうなんだよね」と考え、きっちり作者の罠にはまる。罠にはめてしまえば、聞く姿勢になるんだけど、やっぱり理科は簡単ではなくて(笑)
作者も時に苦しみながら説~~明をしてくれるのが伝わってきて、それも楽しい。
挿絵の西原理恵子氏の漫画も、冴えている。
無関係のようでいて、けっこう掛け合いになっているのもすばらしい。
理科再発見のような本として読んでもいいし、自分ならどう説明するかを考えるのもよい。理科好きにはぜひご一読を(あれ?? 理科嫌いには?)
本書だけでなく、社会も算数もおすすめ。~

理科アレルギーの人やばりばりの理系の人にお勧め
この本を読んで一番うけるのは、多分、理系アレルギーの人であり、二番目は理系ばりばりの人でしょう。理系アレルギーの人は、そうだったのかと積年の謎と恨みが解け、理系ばりばりの人は、こういう説明のしかたもあったのかと感心するでしょう。
それで、そのいずれでもない人は、少し清水義範のおしつけがましい説明に辟易するかもしれません。それでも、文章力とたまさかの鋭い文化的指摘、あと、西原理恵子の挿絵は楽しむことができるでしょう。
で、自分は、「走っている電車の中で飛び上がった時、どうして飛び上がったその、同じ時点におりてくる」のか、という説明に、そうだったのかと思った口であった。それと、海の生き物をビデオでとるというのは、おもしろそうで、一度やってみたいと思ってみたりもした。

理科が好きだった文系人にはちょっとつらいかも。
たまたま手にした続編の「もっとおもしろくても理科」がわりと面白くって、そこに言及されている本編の内容に興味があったので、ゲットした。
理科が苦手な文系の人のためにかかれたようだが、逆に理科は好きだかったけど、数学が嫌いだったから文系に行った私のようなものにはちょっと読みづらかったりする。続編とくらべてしまうと話が前後して申し訳ないが、説明も十分こなれてなくて、西原理恵子の絵も本編ととてつもなくずれていて(そこはまた、それでご愛嬌という感じがするが)、本書に興味のある人にはぜひ、併せて続編を読まれることをお薦めする。「海辺の生き物」の中の「海辺の死に物」はおかしくてつい噴出してしまった。

通勤電車で学ぶ理科!
西原理恵子の作品を探していて、おもしろそうなので買ってみたのだが、西原理恵子の絵は挿絵程度の分量であった。そういう面で西原理恵子ファンには、肩透かしかもしれない。本自体は清水義範が、理科というより科学のテーマを、理科を苦手とする西原理恵子にもわかるくらいに平易に解説している。科学を真剣に勉強しようという人には物足らないだろう。この本は、忙しくてなかなか本を読めないというサラリーマンに向いている本だと思う。今更人に聞けないし、昔習ったけど忘れちゃったという人に向いていると思う。地球環境のことなど、朝の電車の中で学習するにはお薦めである。

そうだよ、理科は面白いんだよ
清水義範の語り口がやわらかく面白いです。
この種の「理科(あるいはその一分野)を易しく解説する本は、主に「理系」の人が書いていて、「どうだぁ、分かっただろう!」みたいな本が主でした。こういう本は書店では「科学」の本棚に並び、概して「全然言っている事が分からない~(たいていは文章力で・・・)」です。
西原理恵子の突っ込みカットも笑えます。文章で笑って、カットでもわらって、本当に「面白いけど理科」です。私は理科系出身ですけれど、「おそれいりました」の一言です。寺田寅彦朝永振一郎アイザックアシモフ以来です。
内容にちょっとだけ触れますが、「海辺の死に物」には大爆笑。
そして私の一家の内臓は「サイバラなみ」ということが分かりました(実はこのレビューを書き始める前、肉まんを食べていましたが、床に落ちた具を、もったいないからと拾って食いました。我が家の習慣なんです。あっ、ひかないで~)。
これでは分からない?じゃあ、わくわくしながらこの本を買って読みましょう!


さらに詳しい情報はコチラ≫


女の子ものがたり女の子ものがたり
西原理恵子
小学館 刊
発売日 2005-04




人生と折り合いをつける子供たちの姿に不思議と心が添う
 幼稚園児のなつみは、ゆえあって父側の祖父のもとに一家で身を寄せることになった。海の見える村から山と田んぼと工場のある街へと越したなつみ。そこで知り合ったのはみさちゃんときいちゃんの二人だ。これは彼女たち3人の女の子の物語。
西原理恵子の、おそらくは自身の子供時代を投影した漫画です。経済的には全く恵まれない、勉強だって決して出来るとはいえない、3人の女の子たちはいわゆる不良と呼ばれる仲間たちとつき合いながら、山間の町で倦怠感と閉塞感を抱えながら成長していきます。
読んでいると、登場人物たちのその生活のすさみぶりに心がざらつく思いがします。ささくれだった日々は決して楽しいとはいえない数々のエピソードに彩られていて、いつ果てるとも知れぬ痛ましい物語の連なりに、ため息がもれるばかり。哀れというか、気の毒というか、なんとも形容しがたい書ですが、それでもなんだか不思議な魅力があるのです。
それはおそらく、世界というものがあたかも、自分たちが暮らす町の、目の届く範囲にしか存在しないかのような子供たちの世界観が非常によくとらえられていて、そこに、これほど気のめいるような子供時代を送ったわけではない私にも、懐かしく心重なるものを見つけることが少なくはないからでしょう。
そしてまた、登場人物たちが、自分たちの決して賞賛できるわけではない人生に対してまずまずの折り合いをつけて生きる姿は、それが諦念からくるものであるには違いないにしても、妙に共感を与えないではないのです。
人生のままならなく、やりきれなさを描くことにかけては、西原理恵子というのは大変巧みな作家です。本書はそのことを改めて感じさせる一冊です。
ですから、そうした西原理恵子流の人生観に触れる気分ではないという読者には、大変「痛い思い」を与える書であることだけは間違いありません。


西原理恵子好きは読んでおこう
おそらく西原理恵子自身の子供時代だろうな、と思わせる本。お笑いの要素はありません。露悪と切なさと子供の純粋さが強く描かれています。自分の子供時代を回想してみると、ひとつやふたつはシンクロする切ない思い出があるはず。生きていくだけで一生懸命な子供時代は「切なさ」なんて感じませんよね。表現できる大人になったからこそ描ける、子供時代の思い出話。

西原理恵子ワールドど真ん中
ぼくんち」と雰囲気は似ています。
が、「ぼくんち」は「読者をどこで感動させるか」みたいなのがはっきりしている(だからこそ映画化もされたのでしょう)のに対し、こちらは、実話に基づいている(と思われる)からでしょうか、なんだかやりきれないだけ、というエピソードもあるのですが、全体を読み終えると、どっちかというと特殊な環境の話、ともよめる「ぼくんち」よりも、そのへんのどこにでもいる、ふつうの人間の強さのようなものを感じました。
西原理恵子さんの投影、と思われる主人公が、後でヤンキー姉ちゃんになってからよりも、まだ小さい女の子のうちに友達ができなくてひとりぼっちのとき、自分の影をながめて(物語を作って)自分を慰める、とか、強烈な印象が残ってます。
芸として作品の質も(ストーリーとか、構成とか、絵とか)たいへん高いと思いますし、女の子が大人になる時の切なさみたいなものも見事に表現されていると思います。
人それぞれですが、私は西原理恵子さんが感想を限定している(肯定せよといっている)ようには読めませんでした。
ただ、上京ものがたりがさいごは双六の上がり、みたいな終わりなのに比べると、こちらは最後までほろ苦い感じで、好みがわかれるとしたらそこでしょうか。でも西原理恵子ワールド、好きな人には王道だと思います。


さらに詳しい情報はコチラ≫


どこへ行っても三歩で忘れる鳥頭紀行 くりくり編どこへ行っても三歩で忘れる鳥頭紀行 くりくり編
西原 理恵子 /鴨志田 穣 /ゲッツ板谷
角川書店 刊
発売日 2004-07




こわれ旅
 2001年に出た単行本の文庫化。西原理恵子氏の漫画を楽しみたい人は、単行本を購入した方が良いと思う。
鳥頭紀行』シリーズの第三弾で、ミャンマーで出家したり、ドイツで結婚式を挙げたり、九州でタコを釣ったりする。そのほか、『さぶ』などに連載の漫画が合わせて収録されている。
いつもどおりの壊れっぷりで、読んでいて呆然とさせられることしきり。西原理恵子氏、ゲッツ板谷氏、鴨志田氏、編集者の関係も進化(悪化)しており、その泥沼化が良い。
現実には知り合いたくない人たちだが、漫画を通して眺める分にはとても面白い。

相変わらず、ぶっ飛ばしてます!
できるかな?」のが面白かったけど、ドイツでハネムーン編は面白かとよ。
せつなかったのは、温泉に泊まりに行った西原理恵子鴨志田穣夫妻が宿帳に、宿泊者名簿を書いたところ、(書いたのは鴨志田穣旦那さん)温泉の仲居さんに、「かわいい絵で、娘ともどもファンなんですよ!あとでサインくださいね。」と言われた、西原理恵子が、鴨志田穣に、「あんた、さくらももこって宿泊者名簿に書いたねー!温泉のおばちゃんが、私のこと知ってるわけがないだろうーがっ!」って、切れて、宿泊者名簿を見に行ったところ、「鴨志田穣鴨志田理恵子(主婦)」って書いてあった(いつもは、西原理恵子(自営業)って書いちゃうらしい)オチの話だね~。
(「。」なしで説明するのは、難しかとね。)

サイバラに感謝
こんな人たちが世の中にいるんだと思わせる爆笑旅行記。いや、旅行記とはいえないのかも。だって、旅行じゃお坊さんにならないもの。このシリーズの中ではこの本は、土地の話がちょっとすくない分星を4つにしました。でも、仲間たちの爆笑の記録の隙間に、その土地の本当のにおいが見えるこのシリーズの特色がうかがえます。文体と彼女らの行動を受け入れられる人にはおすすめです。


さらに詳しい情報はコチラ≫


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。